| 第153回臨時国会 |
| 2001年11月14日 予算委員会 |
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| ○委員長(真鍋賢二君) 次に、又市征治君の質疑を行います。又市征治君。 ○又市征治君 社民党の又市征治です。雇用問題とテロ対策問題で質問をいたしたいと思います。 ことし一月の政府の十三年度の経済見通しでは、失業率は四・五%と発表されています。しかし、九月の完全失業率が五・三%、三百五十七万人にも上ってきた。そこで、十一月九日に五・二%に修正をされています。これは閣議決定なのかどうか、そして、一月のものとどういう性格が違うのか、竹中経済財政担当にお聞きをしたいと思います。 ○国務大臣(竹中平蔵君) 先般発表させていただきました数字は見通しの見直しでありますけれども、これは内閣府の独自試算で行っております。 政府の経済見通しは閣議で決定される性格のものでありますけれども、機動的に、タイムリーに修正したいということも含めまして、内閣府の独自試算であります。これは過去三年、去年は経済企画庁でありますけれども、そういう形で行ってきております。 ○又市征治君 つまり、一月の経済見通しは閣議決定をされておるということであって、単なるそういう意味では予測ではなくて政策目標だということですね。 そこで総理にお伺いをしますが、あなたが、構造改革なくして景気回復はないとか、国民に痛みを恐れずとか、こういうふうに叫ばれて、景気や雇用対策が残念ながら打たれてこなかった、こういう結果として、この四・五%の政策目標が達成をできないどころか、失業はまさに増大の一途をたどっている、これが現実だろうと思うんです。 午前中、あなたは、ある意味で日本は天国だと言われましたが、自己破産が年間十四万件、自殺者が三万五千にも上っておる。あなたにはこの社会は天国なのか知りませんが、そうした人々にしてみますとまさに不安だらけ、それが消費低迷や景気低迷を招いているんじゃないでしょうか。改めて、総理、あなたの責任感覚をお伺いをしたいと思います。 ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) それは、天国だと言ったのは、戦時中とかあの焼け野原になったときに比べれば天国だと言ったんですよ。余り、言葉、一つ言葉をとってすぐ拡大解釈されて言われますが、発展途上国、アフガンの状況、比べれば天国でしょう、戦時中に比べれば。しかし、当時に比べれば天国のような状況になったけれども、今の人から見れば地獄と思う人がたくさんいるわけですよ。そこが政治の難しさだと前回言ったでしょう。全部文脈を見て判断してくださいよ。そこに政治の難しさがあると。 一つの目標を達した。日本国民は、五十年間の努力によって戦争中あるいは戦後考えられないような奇跡の発展を遂げた。あれがあればいいな、これがあればいいなを全部手に入れた。しかし、いざそれを達成してみると、とても天国の状況じゃなかった。だからこそ、新しい目標を立てて、今よりもよりよい社会をつくろうとして今努力をしているんです。 そういう中で、今、見通しが狂った、当たらなかった。これは残念なことでありますが、見通しがすべて当たったらこれはいいことでありますけれども、当たらないときがあったらば、これからその見通しを見直して、できるだけ見通しが当たるような努力をしていこうと今全力を尽くしているわけでありますので、これからも、なぜ見通しが当たらなかったのか、どういう点を改革していかなきゃならないかということで、全力で取り組んでいきたいと思います。 ○又市征治君 余り話をすりかえないでくださいよ、本当に。 そこで、私も時間がありませんから、雇用の補正予算案についてはあす伺うことにしまして、自衛隊派兵とアフガン難民問題に移りたいと思います。 基本計画がまだつくられないうちから、現に自衛隊がパキスタンへ飛び立ち、あるいは自衛艦が今向かっている、こういう状況です。その一体全体資金はどこの予算から出したのか、あるいはまた今後出されるのか。防衛庁あるいは内閣府、あるいは外務省から、燃料や食糧あるいは弾薬等の物件費、人件費や譲渡したテント代など、こういったものはどういう中身になっているのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○国務大臣(中谷元君) 現在行われている活動やこれまで実施した物資輸送などの資金につきましては、あくまでも情報収集で、既定経費を中心にいたしておりますが、例えばせんだって難民支援のための物資空輸ですね、イスラマバードの空港に物資支援をした費用については、集計中でありますが、約二億八千万円、これは追加的経費が二億五千万、十三年度の既定経費が約三千万を要するというふうに見込まれておりまして、そのような形で支出をいたしております。 ○国務大臣(福田康夫君) 私の方は内閣府の予算でありますけれども、内閣府国際平和協力本部、二回にわたりましてアフガニスタン難民への物資協力として国連難民高等弁務官事務所へ譲渡したテント等の合計金額、二千四百万円であります。 ○ 国務大臣(田中眞紀子君) 外務省は、難民支援で三十九億四千万円でございます。 ○又市征治君 そこで、外務大臣、外務省の三十九億四千万ですか、これはどのような組織にいつ出されるんですか。物資ですか、お金ですか。 ○国務大臣(田中眞紀子君) これは補正の方でございますけれども、これにつきましては、ユニセフでございますとかWFPとかICRC、IOMというところの要請のうち、緊急に支援が必要と判断されたものに対しまして拠出をすることになっておりまして、そして具体的な内容でございますけれども、それが児童の保護でありますとか食糧、テント、医薬品その他でございます。 ○又市征治君 そうしますと、アフガンの難民支援には自衛隊は必要はないということになるわけですね、外務大臣。今の資料の問題でいうと、お金の問題ではね。 外務大臣に聞いているんです、外務大臣にお聞きしたんです。アフガン難民支援に自衛隊は必要かどうかと。 ○国務大臣(中谷元君) これからの支援ですか、アフガン難民支援。 ○又市征治君 いやいや、私は外務大臣に、今外務省のお金が、三十九億四千万円出すと言うから、その中身は…… ○委員長(真鍋賢二君) 立って質問をしてください。 ○又市征治君 つまりね、三十九億四千万を出しますということで、お金で出しますよということですから、これに自衛隊というのは関係ないですねと、こう申し上げているんです。 ○国務大臣(田中眞紀子君) 今申し上げている分につきましては自衛隊ということは関係ございません。 ○又市征治君 ところで外務大臣、昨日、我が党が提案をしているわけですが、いわゆるアフガニスタンでのワクチン停戦の呼びかけをやりました。確認ができないという御答弁がきのうなされておりますが、現に空爆のもとでも今月六日から三日間、ワクチンが配付まではやられたと、これは確認できますよね。 ○国務大臣(田中眞紀子君) 昨日、衆議院で確かにこのワクチンの関連でもって御質問をいただきました。そして、そのような事実は、アナン事務総長がアフガンの子供たちへのワクチン供与のために三日間の停戦をしろとか、それらに関連して、お尋ねにもありましたけれども、政府としてはそのような事実は承知をいたしておりません。 ただし、WHOでありますとかユニセフは、九月十一日以降に、アフガン国内におきまして、児童に対するポリオのワクチンの投与のための全国予防接種デーを九月下旬と十一月、二回、二度にわたって実施をしてきております。 ○又市征治君 予防接種ができたかどうかはまだ確認されておらぬはずですが、配付がされたと、アフガンの国内に。どこまで子供たちに接種できたか空爆のもとでは不明だということだろうと思うんです。そこで、こうした五百万人からの子供たちにポリオワクチン、これは冬が来る前にやらなきゃならぬと、こういう問題なんでして、過去もタリバンと反タリバン勢力は六年間このワクチンのために停戦を行ってきたということも御承知だろうと思います。 そこで、総理にお伺いしますが、こうした五百万人からの子供たちに、今国内にワクチンは配付はされたけれども、投与がされていない。このことについて、ぜひブッシュ大統領に呼びかけて、本当にそういう立場でも人道支援の立場に立つ、こういう努力をなさってはどうですか。その点をお伺いします。 ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 国連が、今外務大臣が答弁されていますように、どういう対策を練っているか、よく調査して考えてみたいと思います。 ○委員長(真鍋賢二君) 時間です。 ○又市征治君 時間が来ましたので、あす続けて雇用とアフガン難民問題について質問いたします。終わります。 |
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