2007.9.24

1.  次期自民党総裁は、選挙前に派閥の談合で福田氏に決まっていた。一方の麻生氏は、民意に反する安倍首相の続投から政権投げ出しに深く関わってきただけに、そもそも総裁・総理候補としての資格はなかった。だから、国政と国会を空転させ、マスコミをフル動員した総裁選は、国民の信を失った自民党宣伝の猿芝居であった。

2.
 福田氏は、参院選の結果から国民の暮らしに配慮する旨を表明しているが、そもそも保守本流の政治家であり、総裁選を通じても弱肉強食の構造改革路線の継続と対米追従の外交路線の踏襲を明らかにしている。したがって、参議院における与野党逆転を踏まえて協調姿勢をとりつつも、民意に沿った政策転換を図ることはないであろう。


3.  このように、9月25日の首班指名を経て誕生するであろう福田内閣は民意を戴した政権とは言えず、野党が一致協力して早期の解散・総選挙に追い込んでいく。そしてわが党の前進を勝ち取ることを通じて、憲法理念の実現を図る政権交代を目指す決意である。


以 上