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ご多忙な中、総括会議にご参加頂きお礼を申し上げます。
猛暑の中、地元富山をはじめ全国の党員や自治労の仲間、ご支援頂いた皆様、そして選挙区・比例区の候補者として闘って頂いた同志のご奮闘で個人票156,155票、党全体で125万票を獲得頂き、三選を勝ち取って頂いたことに衷心より感謝申し上げます。
一方、党幹事長である私としては、目標とした3議席のみならず改選2議席も確保できなかったことは極めて残念であり、責任を痛感しています。
私たちが訴えた「戦争のできる強い国」ではなく国民一人ひとりの「暮らしと雇用が大切にされる平和でやさしい社会」の主張と政策は多くの国民の共感を得るものであったと確信しますが、党の主体的力量の低下―組織力・宣伝力の弱体化、立候補者の少なさなど―が支持の広がりを獲得できなかったと受け止めています。したがって『党再建計画』の見直しとその実践に全力を傾注する決意です。
ところで、今次参議院選挙でも自民党が大勝しました。その要因は、今日の経済・社会・政治全般にわたる閉塞状況打開への国民の強い期待感があり、これに自民党が「アベノミクス」などを掲げて巧みに付け入ったことが大きかったと言えます。また、反自民の野党が共闘ではなく競合して闘ったことも自民党を利したと言えるでしょう。
参議院選挙後の政治情勢ですが、自公両党が衆院で67.7%、参院で55.8%を占めるとともに、改憲勢力である自民党、維新の会、みんなの党などが衆院で76%、参院で59%を占めました。参院で改憲発議に必要な3分の2である162議席に19議席足りないことはそれなりに重要ですが、それだけに改憲に執念を燃やす安倍内閣が「集団的自衛権行使」の解釈変更、自衛隊への「海兵隊機能充実」、「武器輸出三原則」の変更など解釈改憲・なし崩し改憲を進めてくることは必至と見るべきです。
こうした国会勢力を見れば、政策で一致できる野党の院内共闘には大きな制約があり、院外大衆運動との結合なくして前進は期せません。多くの国民が自民党の政策(憲法改悪、構造改革・規制緩和、消費税増税、原発推進、TPP参加など)を「支持」した訳ではありませんから、中央・地方で労働運動や様々な市民運動の活性化を粘り強く働きかけ、これと固く結合して雇用と暮らしの改善、社会保障制度の拡充、消費税増税反対、脱原発・再生可能エネルギーへの転換、TPP参加反対、そして憲法改悪阻止など多角的重層的な運動を盛り上げていかねばなりません。
そのために全力を傾注していく決意です。引き続きご支援ご協力をお願い申し上げご挨拶といたします。
(以上は、「又市征治総合選挙対策本部」におけるあいさつの要旨です) |
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