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今大会の主要な任務は、党の再建・再生の道筋を確実なものにすることです。向こう2年間、組織の足腰を鍛え、統一自治体選挙・中間選挙で仲間を増やし、次期国政選挙に向けて選挙に勝ち抜く党づくりに取り組むことにあります。
前回の第13回大会では、「党再建3カ年計画」の実践を通して、2012年の総選挙及び2013年の参議院選挙に党の存亡をかけて闘い抜くことを意思統一し、全国各地で活動を進めました。しかし、衆院選では2議席まで後退し、さらに昨年7月の参院選でも1議席にとどまり、衆・参合わせて5議席となり、かろうじて政党要件を満たしている現状です。言うまでもなく私たちは結党以来最大の危機に直面しています。 昨年11月の第6回全国代表者会議において吉田新党首を選任して以来、党首が掲げた「対話続行・改革断行」のスローガンの下、全国で様々な方々との対話を深めながら政策・組織・運動の見直し・点検を行い、党の再建・再生に全力を挙げていますが、まだ緒に就いたばかりです。 |
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一方、安倍政権は、衆・参両院の多数を制したことに意を強くし、「戦後レジームからの脱却」に執念を燃やし、解釈改憲・なし崩し改憲を加速させ、また大企業や富裕層重視の「トリクルダウン」理論に基づく経済政策「アベノミクス」を押し進め、さらに国民生活や雇用の破壊と格差拡大、一層の財政危機、そして増税や社会保障の改悪をもたらそうとしています。
しかし、各種世論調査に見るように国民の多くは、景気回復による雇用と暮らしの改善、社会保障制度の改善、消費税増税反対、脱原発、TPP参加に疑問、集団的自衛権容認と憲法9条の改悪に反対しており、政府・自民党の政策と大きくねじれています。その意味で、わが党が掲げる公約・政策こそが国民の願いと一致することに私たちは確信と自信を持つべきです。だが同時に、その訴えが広く国民に届いていないことを深刻に反省しなければなりません。労働組合や市民団体、多くの人々との対話や運動を主体的・積極的に作り出し、党の主張に対する理解と共感を広げ、「国民生活無視」と「戦争ができる国づくり」の安倍暴走政治を許さない闘いを一層強化しなければなりません。 |
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言うまでもなく 新自由主義・新保守主義の対抗軸は、「平和・自由・平等・共生」の理念の下、「人々が個人として尊重され、自然と調和し、平和で人間らしく生きることのできる社会」の実現を掲げる社会民主主義であり、それを目指すのがわが社会民主党です。全党員がその確信を共有しようではありませんか! 日本の政治が戦後最大の岐路に立つ下で、その社民党が国政から退くことは許されません! 今大会の討論や報告を通して、何が足りないのか、何を克服すべきかなどを学び合い、向こう2年間の活動を具体化・豊富化し、党の再建・再生に立ち上がりましょう! そして党の活動のすべてを「集団的自衛権を巡る解釈改憲阻止」と「中間選挙・統一自治体選挙勝利」に集約し、自治体議員を1人でも多く増やすと共に、来たる国政選挙での躍進に向けて全党の総力を結集することを確認し合おうではありませんか! その結果として、国民の信頼と期待を取り戻し、護憲・リベラル勢力の結集軸となり得る党へ前進できると確信します!
2年後の2016年は社民党として再スタートして20周年に当たります。何としても躍進が実現できる年にしようではありませんか! 以上、運動方針提案の決意といたします。 |
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