2014.3.27

(1) 来年度NHK予算に反対する
 本日の衆院総務委員会でNHKの来年度予算案が審議終了し、参院に送られてきました。予算と執行体制は一体です。会長自らの不適切な発言で公共放送NHKの信頼を損ない、この2か月で視聴者から36,000件も意見・抗議を受け、受信料不払い運動を招き、収入減を招く事態を見過ごすことはできません。例えば、社長就任会見で株価を下落させる不見識な発言をした経営者が居座り続けることは許されないでしょう。予算を承認すれば会長も信任したことになります。もし籾井氏がNHKを大事に思うのなら、混乱を招いた自らがケジメをつけて予算審議を求めるべきです。
     
(2) 改めて小松法制局長官の更迭を求める
 小松長官が内閣の憲法の番人たる法制局長官にあるまじき言動を繰り返し、ひんしゅくを買っていることは周知の通りです。今週に入っても委員会に持ち込みが禁止されている携帯電話を見て答弁して陳謝しました。また昨日の参院決算委員会理事懇で、与党から「小松長官は通院加療のため、毎週月曜日に予定する決算委員会に出席できない」旨が伝えられました。国会用務を果たせない人物を在任させること自体許されません。解任して安んじて療養させるべきで、他の野党とも連携して更迭を求めていきます。
     
(3) 偏狭な歴史認識を改めることが先決だ
 日米韓の首脳会談が26日未明、オランダで行われました。今回の会談は、恥ずかしいことにオバマ大統領の強い働きかけで開かれたもので、歴史認識の問題は避け、北朝鮮の核問題に絞られました。テレビで見ると、安倍首相はパク大統領に韓国語で「お会いできてうれしい」と語りかけましたが、パク大統領は固い表情のままでした。
 それもそのはずで、パク大統領は25日付の独紙のインタビューで、ドイツの戦後の歩みに「日本も学ばなければいけない」と指摘し、「日本の一部政治指導者らが、過去の歴史問題や従軍慰安婦問題で韓国国民の心に傷を与え続けた」「日本政府は誠意ある措置を取るべきだ」と批判しています。名指しこそ避けましたが、それが安倍首相であることは明らかです。安倍首相は「未来志向の日韓関係に発展させていく第一歩にしたい」と言いますが、そのためには世界の歴史観から外れた偏狭な歴史認識を自ら改めることなしには進まないことを認識すべきです。
     
(4) 鹿児島2区補欠選挙について
 鹿児島2区補欠選挙は金権選挙打破が大きな争点であり、「反自民の1議席獲得」が焦点ですが、国政選挙ですから一定の政策合意が支援の条件です。わが党は29日の鹿児島県連合大会で推薦か支持を決めると思います。それが決まれば、来週にも支援する政党の共同会見をすることになるでしょう。
     
(5) 渡辺・みんなの党代表は政治倫理審査会で説明を
 渡辺代表は、8億円の資金提供疑惑について政倫審で説明すべきでしょう。
     

以 上