|
|
|
|
|
●新年明けましておめでとうございます。皆様の益々のご健勝・ご多幸をご祈念申し上げます。また日頃からのご支援に心から感謝申し上げます。 |
|
|
|
|
●さて、安倍首相は、「消費増税の1年半先送り」を口実に昨年末、突如衆院を解散しました。その本音は、野党側の選挙準備不足を見透かして、いま総選挙を打てば安定多数が確保でき長期政権も展望できるとの狙いでした。つまり実効の上がらぬアベノミクス、集団的自衛権行使問題、原発再稼働、TPP参加、相次ぐ閣僚の不祥事、沖縄の新基地建設などに国民の批判が広がり、このままでは内閣支持・不支持の逆転が必至だと見て、国民の目を眩ます奇襲作戦に出たのです。
そのため、野党側は1週間で候補者選考と選挙公約やポスター作製などに追われ、多数の現職を擁する与党は当然有利でした。各党は、選挙の争点や公約と候補者名を広く国民に訴え切れず、そして「自民300議席超えの勢い」という先走った報道が選挙をシラケさせ、投票率は過去最低を更新して52.66%にまで落ち込みました。 |
|
|
|
|
●選挙結果は、与党が引き続き3分の2超の326議席(前回325議席)を獲得し、与野党間の勢力に変動はありませんでした。わが党は、小選挙区18名、比例区単独7名の25名を擁立し、『平和と福祉はやっぱり社民党』を掲げ、@大企業と富裕層のためのアベノミクス批判と国民の可処分所得の拡大策、A「戦争ができる国」に向かう集団的自衛権行使反対と平和憲法擁護、B原発再稼働反対と再生可能エネルギー普及、CTPPへの参加反対などを重点に訴えて奮闘しましたが、比例区の得票率は若干伸ばしたものの、現有2議席(小選挙区1、比例区1)の確保にとどまり、議席増には至りませんでした。 |
|
|
|
|
●奇襲作戦で安定多数を確保した安倍政権は、「政権政策は国民に信任された」として、「戦後レジーム(体制)からの脱却」を目指し、@国民の生活と雇用を悪化させるアベノミクスの推進、A2年後の消費税率10%断行、B福島原発事故の原因解明も収束もないまま原発の再稼働、C「地方創生」と裏腹な農林水産業と地方を衰退させるTPP参加、D沖縄の民意に反する辺野古新基地建設、E集団的自衛権行使に向けた法整備などを押し進め、その先に憲法の全面改悪を企図しています。 |
|
|
|
|
●しかし、民意を反映する比例区での自民党の得票率は33%(絶対得票率は17%)に過ぎず、国民は決して安倍政権に政治を白紙委任したわけではありません。それどころか前述の個別政策に国民の大多数が反対です。社民党は、こうした国民の声を政治に反映すべく、院外の大衆運動の強化と今春の統一自治体選挙での前進を図り、それを背景に国民生活向上、平和憲法擁護、脱原発などで一致する野党共闘を強め、安倍政権の暴走を止めるために全力を挙げる決意です。引き続きのご支援ご協力をお願い申し上げます。 |
|
|
|
|
|
|
|
|