2020.01.01

★新年明けましておめでとうございます。日頃の私や社民党へのご支援ご協力に感謝申し上げますと共に、皆様の益々のご健勝ご多幸を祈念申し上げます。また平和の祭典・東京オリンピックの年を、断じて真逆の改憲元年にさせてはならないと決意を新たにしています。
       
★去年11月20日、メディアの多くは安倍首相の在職日数歴代1位を伝え、その功罪では「功より罪が大だ」と報じました。
 それは、院内多数に胡坐をかき、@「アベノミクス」で国民に格差・貧困を拡大し、A消費税を増税しながら年金・医療・介護など社会保障は次々改悪し、B世論を顧みず原発推進・再稼働を進め、C沖縄の民意を踏みにじって新基地建設を強行し、D「専守防衛」の国是に反して米国に追従し軍事大国化を押し進め、E秘密保護法や戦争法などの違憲立法を次々と強行し、その上Fモリ・カケ疑惑や「桜を見る会」のように首相による政治の私物化と事実の隠蔽・偽造・ねつ造など違法行為が常態化しているからに他なりません。
 しかし安倍首相はその反省はなく、依然「2020年改憲」を公言し、しゃにむに9条改憲(戦争できる国づくり)に突き進む構えです。そのため、「桜を見る会」の幕引きと26兆円規模のバラマキ補正で衆院の早期解散に出ることもあり得ます。その際、衆院でも改憲勢力を3分の2割れに持ち込み、安倍政権を退陣に追い込まねばなりません。
       
★さて私は、昨年7月、3期18年にわたる参議院議員の任期を満了することができました。
 この間、多くの課題に取り組んできましたが、@「小泉構造改革」との対決で口火を切った政権側との論戦は地方自治問題を中心とする総務委員会を中心に540回に及び、A特に決算委員会では数十回にわたって各種特別会計の「埋蔵金」・無駄遣いを追及して本会議で全会一致の内閣への警告決議につなげ、合計32兆円余の特会財源を一般会計の活用に結び付けました。Bまた国鉄分割民営化に便乗した国労組合員1,047名のJR不採用事件(国家的不当労働行為)の23年ぶりの政治解決の交渉の中心的役割を担いました。Cそして社会党以来の全野党共闘路線の立場から粘り強く院内外の野党共闘、特に16年参院選の統一候補擁立を働き掛け、今日の野党共闘の形成に尽力してきました。もとよりこれらは、多くの皆さんの支えがあればこそ成し得たことであり、改めて感謝申し上げます。
       
★昨年5月に肺がんの手術を受け、不本意な活動状況を余儀なくされましたが、11月15日の連合後援会の役員会で、「又市党首は、参議院議員を(あるいは党首を)退任しても政治家としての活動は継続してほしい。後援会は引き続きその活動を支えていく」旨が全会一致で確認されました。この激励をしっかり受け止め、引き続き皆さんと共に、まっとうな「憲法に基づく政治」実現のために闘っていく決意を申し上げ、年頭のご挨拶と致します。

以 上